エボラ出血熱が流行したらザナミビルや空気清浄機

アフリカのシエラレオネやリベリアなどで多くの義性者が出ているエボラ出血熱は、アフリカ中央部に医療部隊として派遣されている国際医療チームに所属する医療従事者にまで猛威をふるい、次々と感染させて死者を増大させています。

エボラ出血熱は、エボラウイルスに感染した動物やエボラ患者の体液などに接触することによって感染する病で、非常に感染力が強く致死率も高いことが有名です。

予防するワクチンが現在のところ存在せず、アルコールや石鹸の消毒などが感染力を下げる効果があるとされています。

エボラウイルスは、インフルエンザウイルスに構造がよく似ているために、インフルエンザの治療薬であるザナミビル(商品名はリレンザ)やオセルタミビル(商品名はタミフル)などが有効ではないかと考えられますが、ザナミビルもオセルタミビルも、インフルエンザウイルスが細胞から細胞へと感染の範囲を広げる際に必要な酵素であるノイラミニダーゼを阻害する作用であるため、ザナミビルのはあまり効果がないとされています。

また、エボラウイルスは空気感染では感染しないので、もし日本にエボラ出血熱が入ってきた時に空気清浄機が役に立つのかといえば何とも言えません。

ただ、多くの空気清浄機は、空気をきれいにするだけでなく加湿することによってウイルスの生存率を低下させる効果があるため、空気清浄機がないよりはあったほうがいいのかもしれません。

では、もし日本でもエボラ出血熱が流行した場合、対策はないのでしょうか。

現在、ザナミビルやオセルタミビルなどとは異なった作用をする、富士フィルムが開発したファビピラビル(商品名アビガン)が、エボラ出血熱の有効な手段になるか研究がされています。

日本にもエボラ出血熱が蔓延する頃には、予防ワクチンが開発されている可能性もそう低くはないでしょう。