ザナミビルの使用の注意とお風呂とウイルス感染予防

ザナミビルは日本においてはリレンザという商品名で販売されています。吸入器と粉の入った円盤状のものが入っており、粉を吸入することでインフルエンザウイルス感染症を予防、治療します。ザナミビルはオセルタミビル(タミフル)などと同じ作用機序を有しており、ノイラミニダーゼという酵素を阻害することによって、インフルエンザウイルスの脱殻を阻害します。この脱殻はインフルエンザウイルスがヒトの細胞内で増殖して、細胞の外へ出ていく時に起こる現象です。この脱殻が阻害されると、インフルエンザウイルスは感染を拡大させることができなくなり、さらなる症状の悪化が起こらなくなります。このようにしてザナミビルはインフルエンザウイルス感染症に効果を示します。ここではこの薬を使用時の注意点に関して説明します。
まずお風呂に関してですが、インフルエンザ感染中においてもお風呂に入ってもかまいません。お風呂では高温、多湿となっておりインフルエンザの感染が起こりにくくなっているので、接触感染や飛沫感染の心配をする必要はないでしょう。ただし湯船に長時間つかるのはよくありません。そうすると体力を消耗してしまい感染症が悪化してしまう可能性があります。インフルエンザウイルスに感染したら、免疫力が弱まり、二次的に細菌感染を引き起こすことが多いので、なるべく体力の消耗は回避しましょう。
ウイルス感染予防の対策としては、湿度を上げることが重要です。すなわち加湿器を使用することがウイルス感染予防に有効なのです。また基本的な手洗いやうがいもウイルス感染予防には大変重要です。特に飛沫感染することがあるインフルエンザウイルスではうがいが重要となってきます。